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韓国の取引先へ、商品を注文するメールを書く。丁寧にしたくて「발주 요청드립니다」と入力したところで、手が止まる。
これ、こちらが買う話? それとも、相手に発注してもらうお願い?
ここは、語尾を足す前に動きをはっきりさせよう。自分が注文するなら、国立国語院は「제품 10개를 발주합니다.」などの表現を示しています。意味は「商品10個を発注します」です。
短くなったけれど、注文する側が見えるね。この一文の違いを見てみよう。
発注する발주、注文を受ける수주
발주하다は、品物を送ってもらうよう注文すること。主に工事やサービスなど、大きな規模の取引で使われる語です。対して수주하다は、注文を受けること。主に、物を生産する業者が製品の注文を受けることをいいます。
日本語の漢字に対応させるなら、발주が発注、수주が受注。似た仕事の言葉でも、向きが反対なんです。
今回は、自分が売り手へ商品を注文する場面。だから、相手に発注という動きを頼む形へ寄せるより、こちらが発注すると言い切るほうが、用件をつかみやすくなります。
「丁寧そうに見える形」を探し続ける前に、買う側と受ける側を一度置いてみて。ここが決まると、選ぶ動詞も決まってきます。
公式回答の二つの文を、意味と一緒に見る
国立国語院のオンライン相談には、まさに自分が買うつもりで「발주 요청드립니다」と言うことへの質問があります。2025年3月27日の回答で示された文のうち、短い二つがこちらです。
| 韓国語 | 日本語での意味 |
|---|---|
| 제품 10개를 발주합니다. | 商品10個を発注します。 |
| 제품 10개를 주문합니다. | 商品10個を注文します。 |
주문하다は、注文するという動詞です。どちらも、相手へ「あなたが注文してください」と頼む文にはしていません。
あ、ここを直せばよかったのか。長い敬語を探すより、自分が何をするかを先に言えるんだね。
この10個は相談文の例です。実際に送るときは、商品名・型番・数量を、自分の注文内容へ合わせてね。「商品」とだけ書いて、相手がどの品番か迷う状態は残さないようにしよう。
文例を増やすなら、自分の学習段階に合う本を
仕事の韓国語を、注文の一文からメールや商談へ広げたいなら、『シゴトの韓国語1 ベーシック』も候補です。幡野泉・呉敬雅・千京未の共著で、三修社の紹介には、値段交渉やビジネスメールを扱う章があります。
ただ、「ベーシック」という名前でも、ハングルを初めて読む段階の本ではありません。出版社は、ハングル能力試験3級〜準2級、TOPIKという韓国語能力試験の3級〜4級レベル以上の語彙・文法を前提としています。
選ぶ前には、出版社の紹介と目次で難しさと扱う場面を見ておこう。本の識別番号であるISBNは9784384061666です。旧『基礎編』とは区別してね。
目の前のメールへ戻るなら、まず一行。自分が買うのか、相手へ注文してもらいたいのか。日本語でも一度言ってみてから、動詞を選ぼう。最後に品番と数量を合わせたら、誰が何を頼んだメールか、もう一度読んでみてね。